本文へ移動

家づくりブログ

大工のひとりごと

"食べ放題"の失敗モデルに見る危うさ~高気密・高断熱:浜松市の工務店・大工米サ~

2020-06-22
カテゴリ:季節のトピック,住まいのこと
(R)PIXTA
住宅でも過剰な"おトク感"は疑ってみる
こんにちは、大工米サです!
 
みなさんは"食べ放題"好きですか!?私は20代の頃はひたすら食べ続けていましたが、今は食べ盛りの子供達を連れていくときに重宝しています(笑)。そんな食べ放題にまつわる話なのですが、
クラウドファウンディングで資金を集めて開店した、納豆ご飯の専門店"令和納豆"というお店があります。このお店がクラウドファウンディングの協力者(資金提供者)に対して「納豆ご飯の生涯無料パス」を見返りとして提供していました。しかし、協力者がその無料パス券を使い続けていたある日、なぜか"パス券を没収"されてしまったというのです。なぜか。
 
どうも、店側としては無料の納豆ご飯だけでなく、他の有料フードを注文してくれることを期待していたらしいのですね。でもその利用者はいつまでたっても無料の納豆ご飯ばかり。一銭も払わずに帰っていく(そういう設定の無料パスだから仕方ないのですけど;)。そこで思い通りに使ってくれない客に業を煮やしたであろう店側が"信頼関係がなくなった"とパスを没収する事態になったそう。確かに一生、無銭飲食されてしまうと考えて"こりゃいかん"と思ったのは想像に難くありません。試算が甘かったのでしょうか…
 
最近はサブスクリプションという定額でサービスをする業態が増えてきましたので、そういう計算ミスで適切なサービスを維持できない会社も少なからずあるのではないかと思ってしまいます。
 
結局、令和納豆の件は没収したパスを返さずに"提供を受けた資金分10,000円の返金"でことは済んだそうです。…が後味悪いですよね。悪い評判もたってしまいましたし。
以前にも、デニーズがパンケーキ食べ放題で"2時間の食べ放題で1枚しか食べられなかった"など同じようなことで炎上していたことがありました。小さすぎてお腹にたまらない、冷たい、など散々だったとか。これも失敗といって良いはずです。
 
これは、店側が大風呂敷を広げすぎた、客側がそれを信じて嫌な思いをしてしまった、ということなのでしょう。でも、これってどんな業界にもあることです。
 
例えば我が住宅業界。値段競争で価格を極端に下げたローコスト住宅を例にしてみましょう。その値段で、施工はきちんとできているのか?建築基準法などではなく、健康に長く暮らしていく上で必要とされるスペックは満たしているのか?…何より、それをお客様にきちんと説明できているか?それができていなければ、飲食店とは比べものにならないほどに、お施主様に取り返しのつかない損害を負わせてしまうことになります。家は何十年と一緒に過ごす相棒のようなものですから。
 
もちろん、数を多く売ってその分値段を下げてお客様に還元するという住宅販売のビジネスモデルがあっても否定はしません。ただ、その計算が狂ってしまったら…。私たち住宅業界も人ごとではないなと思います。お施主様が納得できる説明をし、適正な金額を提示し、正確に施工をする。一棟一棟、お施主様の顔が見える範囲で。これを心がけていきたいと思っています。
大工米サ
〒432-8033
浜松市中区海老塚1丁目16-4
TEL.053-453-7890
 
大工米サ建築設計事務所
〒432‐8057
浜松市南区堤町246
TEL.053-440-4719
FAX.053-489-4760
TOPへ戻る