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家づくりブログ

大工のひとりごと

見えないけれど大切な性能【気密性】〜浜松市の高気密・高断熱住宅なら[大工米サ]〜

2021-01-24
カテゴリ:高気密・高断熱,セミナー情報,住まいのこと
記録的な積雪でさまざまな弊害が
北欧風の規格住宅"TRETTIO"を建てる浜松市の工務店・大工米サです。
先日、寒波についての記事を書きましたが、その中で…住宅性能の高いお家が日本の電力の節制にも役立つ、それには断熱・気密の性能を高めることが重要だよ、ということをお伝えしました。 

今回は、すでに基準が定められている断熱性ではなく「気密性能」について少しお話したいと思います。「気密性能」というのは”あなたの家を調べた時に、どれだけ隙間が少ないか”という性能です。まあ、昔々のおうちのように、隙間風がビュービュー吹いて冬は凍えてしまいそう…なんてお家はあまりありません。しかし、隙間は少なければ少ないほど良いのです。

なぜ気密を高めるのか!?
結論から言ってしまえば「電気代が安くなり、ずば抜けて暮らしやすい環境になる!」からです(笑)
気密性能が高いことで(1)室温を一定に保ちやすい(2)そのためエアコンの消費電力がお得(3)換気が効率的にできるため、空気のよどみが少ない
など様々なメリットがあります。

特別な仕組みはありませんが「隙間が少ないと室温が外気温に影響されにくくなる」から上記のようなメリットが生まれるのです。
だって、せっかく暖めた室温が外気の影響でどんどん下がっていったらどうでしょうか?? エアコンはひいひい言って一日中、全力稼働しなくてはなりません;
逆に隙間がほぼなくて、室温が外気に奪われなければエアコンはゆるーく動くだけで大丈夫なんですよね。だから消費電力が安い、簡単な理屈です。

「でも断熱は基準があるけど、気密にはないよね?それって断熱を重視すればいいってことでは?」というお声もたまに聞こえてきます。そうですよねー、、、わかります。確かに断熱性も大切です。断熱性が低い住宅というのは、壁や窓や屋根や床から温度が奪われていく住まいです。陶器の鍋とステンレスの鍋はどちらが冷めやすいかを考えると分かりやすいかもしれません。それが断熱性の差です。

では気密性は??…これは家を魔法瓶に例えてみると分かりやすいのではないかと思います。魔法瓶自体が”断熱”、ふたが”気密”です。いくら魔法瓶の性能が高くても、中にいくら熱いお湯を入れていても、ふたがなければ(隙間があれば)中身はすぐに冷めてしまいますよね。気密性は断熱の一部分を担っていると言えるかもしれません。

確かに、現在の公的な基準では「最低このくらい隙間はなくしてね!」という指標はありませんが、実は1999年には「これより優れていれば高気密住宅ですよ」という数値が明確に指示されていました。それは、1平方メートルの中に5平方センチメートル以下の隙間ならOK(浜松地域)というもの。つまり気密性を表す値でいえば「C値=5.0㎠/㎡」です。まあ、指標があっただけマシではあったのでしょうが…海外の基準には遠く及びません(ドイツではC値=0.2㎠/㎡以下省エネ住宅の基準らしいです。厳しい海外基準…!!)

どこまで数値を追求するかは工務店さんのポリシーやお施主さんのご意向によりますが、気密性能=C値は低ければ低いほどよいとは思っています。

隙間が少ないと、室温だけでなく”空気の流れ”も管理しやすくなります。隙間が多いと窓を大きく開けて空気を迎え入れても、近くにある隙間から抜けてしまい、空気が循環しませんから、どこかに湿気やほこりやダニ・カビなどが溜まってしまうことも

気密性は本当に大切な性能なのです!


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