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家づくりブログ

大工のひとりごと

在宅勤務やステイホームで表面化した”家に求めるもの”~浜松市で高気密高断熱の家を建てる・大工米サ~

2021-09-24
カテゴリ:住まいのこと,暮らしについて
大切なのは「広さ」なのか「広く感じる」なのか?
北欧風の規格住宅"TRETTIO"を建てる浜松市の工務店・大工米サです。静岡県の緊急事態宣言が告知されてから、浜松市でも新型コロナ感染者数の増減で一喜一憂の日々です。なかなか終わりませんね;家に対する要求も、昔(というより通常?)とは少し異なってきているのかもしれません。

例えば日本経済新聞さんの記事によると、首都圏では”格上げ=より広い家”への引っ越しの需要が高まっているとのこと。関東圏初の緊急事態宣言以降、ここまで引っ越し数はコロナ前よりも高い水準になっています。 関東圏から逃げ出したかったの?と思ってしまいますが、必ずしもそういうわけではないようです。少し増加気味なのは「遠くではなく住み慣れた近場に引っ越す方」。つまり”家の中”の環境を変えたいということでしょう。

もう一つはyahoo!newsさんの記事で「家の中に廊下は要らない」。マンションの話なのですが、室内廊下を廃してすべて曖昧な境界にしてしまおうというものです。一戸建てでは既にあったように思いますが、とにかく広くしたい…(つまりいままでの間取りに閉塞感を感じている)という部分は同じ気がします。

広く見えるようにするには、いろいろな方法があります。もちろん物理的に広ければ申し分ないですが笑…お金も土地も有限ですので、心理的にストレスを与えにくい間取りは大切でしょう。

・LDKをシンプルな形に=視界が抜ける
・家具は低めのものを=視界を遮らない
・窓を大きく取る=外まで視界が抜ける
・吹き抜けなど高さにも配慮

これらは通常、気になるところですね。しかし住まいの難しいところは、ただ天井が高くて窓が広くて…ではいけないということです。当然ですが人間は何かとの比較で広さや狭さを感じるようにできています。それに以前記事にもした(天井の高さについて)ように、高ければ高いほど、広ければ広いほど、違和感や落ち着かなさを感じると言われています。そういった知識をたくさん詰め込んだ上で…住む人が落ち着けるような設計を私たちは心がけています。

しかし、しかしですよ!こういった緊急で特別な事態では、もしかしたら違和感をそっちのけにして”広さ”を求めてしまうのも人の心かもしれません。すごい広さの中で家族がそれぞれ狭いパーソナルスペースを作りたいだけかもしれませんし…(たまに荒野に一人にしてほしいこともあるでしょう笑)こればかりは心理学者さんや社会学者さんにお任せするしかないですね。


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